< 引用その5 >

 ここで、わたしたちの院長(引用者註:グラズノフ)の名誉のために言っておかなければならないが、なにかの作品を、彼の憎む「不協和音の様式」とみなしたあとでも、彼はけっしてその作品を聞くのをやめなかった。どんな音楽でも理解しようと努めていた。彼は作曲家であって、官僚主義者ではなかったからだ。(p120)

 

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